富士山ゼロ123のブログ

40歳からの登山挑戦

安全登山のための登山計画 ルートをチェックして時間を決める

まず、初めて登山に挑戦するときは、近くにある低山(600Mから1000Mの山)を目指しましょう。

 最寄り駅もすでに標高が高いのでハイキングの様になってしまいますが、甘く見てると痛い目を見ます!

 「体力に自信があるし、中級ぐらいからスタートしたい。」

 そんな気持ちが始めから芽生え、訳もわからない自信がみなぎっているはずです。

 しかし、よく考えて見て下さい。

登山ってただ、いつでも歩くだけに集中出来るでしょうか?

 登山に行こうとなったときに、

どの山に行くか?

何時に起きるか?

装備として何を持参するか?

など、計画すべきことがありますよね。

最初から自分の体力ギリギリの計画を立ててしまうと、計画漏れや装備忘れや、初めて使う登山ギアの調子が分からずに計画通り進まなくなってしまいます。

上手く行かず、トボトボと帰宅出来れば良いのですが、

山の中で辺りが暗くなって下山出来なくなれば、初心者は間違いなくパニックになります。

 

なので、初めの数回は

「自分には力不足の計画だが、今日は装備をチェックする為なんだ!」と言い聞かせましょう。そして、今芽生えている自信は次回に取って置きましょう!

自信を持つことは間違いではありません。

とても大事な事だと思いますよ。

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登山候補を決める


まずは、どの山に行くか、どのルートで行くかを考えますよね。
私の場合の行き先選定は、1週間程度前にざっくりと行き先を絞り、最終的には2~3日前に確定させています。

 

天気と照らし合わせる


7~5日前に、「天気予報サイトの使い方」に記載したように、天気を予測します。
そうすると、山に行こうと思っている日の天気予報が出てきます。
この段階では、天気がよさそうか悪そうか、つまり登山に行けそうかどうか、ざっくり把握します。

そして、2~3日前に再度転機を予測すると、天気のいい地域が出てきます。
行きたい山のリストの中から天気のいい地域にあるものを選びます。
いくつか候補があれば、候補の中から、その時の気分で行きたい山を決めます。

 

登山ルートを決める

まずは、その山をどのルートで登るかを決めます。

登山記録共有サイトのヤマレコに「ヤマプラ」という機能があります。
このヤマプラでは、山と高原地図でルートを指定することで標準コースタイムを自動計算してくれます。
自分の自宅から行きやすい登山口から登り始めて、どの程度の時間で下山できるか、計算します。

自分がコースタイムのどれくらいで歩けるのかを、これまでの山行記録から把握しておき、標準コースタイムに係数として入力します
標準コースタイムには休憩時間は含まれていないので、小休止や昼食休憩の時間を入力します。

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登山の詳細計画を立てる


ここまでで、行く山が決定しました。
あとは、タイムスケジュールや装備を決めていきます。

登山スケジュールを立てる


行く山と登山ルートが決まりました。
次は、当日のタイムスケジュールを決めます。

何時に起床して、何時に家を出るか
登山口までのアクセスはどうするか、車で行くなら駐車場の空きがありそうな時間に着けるか
登山開始は何時か、日の出は何時か
登山で、山頂や目印となるところに何時に着く予定か。何らかのアクシデントで遅れた場合、どこで何時をタイムリミットとして下山開始するか
下山時刻は何時か。日没は何時か
温泉や夕食はどうするか
こうしたことを考えるときに役に立つサイトです。

google map」で行き先と自宅を入れると、交通ルートと必要時間が出てきます。出発日時を指定するのを忘れずに。
「JARTIC (日本道路交通情報センター)」では、渋滞予測を出しています。何時頃から何kmくらい渋滞が発生しそうか、見ることができます。

 

また、スケジュールを立てるときには、下山時刻をしっかり把握しましょう。

できれば14時、無理なら15時には下山するのがベストです。多少のアクシデントがあっても対応を取れますので
少しルートが長くなり下山が15時を過ぎるという場合でも、慣れるまでは、どれだけ遅くとも日没の1時間前には下山しましょう。日没30分前だと山の中はかなり暗く、日没時間だと真っ暗です。

 

装備を決める
次に、登山ルートを決めるときに参照したヤマレコの記録や、上記の天気予報の情報、登山スケジュールなどから、装備を決めます。

気温と風はどの程度か
登山道に雪はあるか
休憩時間がどの程度あるか。ゆったり食事をする余裕があるか
今回の登山目的のメインは何? 目的に合わせて軽量化はどの程度すべき?同行者はいる? レベルは? 自分が連れていく立場なら、どの程度のリスク対応を考えるべき?
カメラ、料理器具&食材などの楽しみの要素をどれだけ持っていくか
ツェルト、防寒具、ファーストエイドキット、ロープ、非常食などのリスク対応道具をどれだけ持っていくか

登山計画書を出す
これらのことが決まれば、登山計画書を出します。

オススメは「コンパス~山と自然ネットワーク~」です。
長野県、山梨県群馬県新潟県、神奈川県、岐阜県、栃木県などと提携されており、遭難時に各自治体に情報が提供されるため、遭難救助の手助けになります。
下山時に下山届を出すのを忘れずに。
下山届を出すのを忘れると、緊急連絡先の人に連絡が入るようになっています。

あと、登山計画書と同様の内容を、スマホの中に入れます。
通信ができないオフライン環境でも見られるようにしておくと、便利です。
私はEvernoteというメモ帳機能を持つアプリに入れています。
PCとスマホとの間の同期を自動で取ってくれるので、便利です。

終わりに


登山計画を立てる際のキモは、日頃からの登山候補のリストアップと、天気の見極めだと思います。
しっかり計画して、安全な登山を!